所感と書感たち

読書に限らない感想文。じぶんの記憶がアテにならない!だってわたしは人間だもの。せっかく読んでも思ったことはどんどん消えてゆく。 むずかしいことは書きません書けません。小学生っぽくやります。本じゃないのも混ざります。最近何考えたか読んでくれる人はぜひ。なくてもいいけどあってもいいもの。Tumblrからお引越し

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

奥田英朗『家日和』

<サニーデイ> 今や身近になったオークション。やってみたらハマっちゃって、売るものがないか探してる。人が大事にしてるものまで売ろうかと考え始めちゃう。 ハマっていく過程がリアルで、自己を省みるモードが発動した。 夫の大事なものを売りに出してし…

伊坂幸太郎『オー!ファーザー』

個性豊かな4人の父と、実際にはラストしか出てこないのにすごい存在感の母親と、文武両道の男の子と、その彼女気取りをする女の子と、チキンな友達と、何だか知らないけど怖がられてる賭場の経営者と。 経営者は「甘ったれた子供がキライ」というけれども、…

多和田葉子『海に落とした名前』

<時差> 3人のホモさんたちの話。3人が3人とも、自分が二股かけたら、もとから関係を持ってたほうが嫉妬するだろうな、と思ってるのが滑稽。あんたもかけられてるよ、二股。 女性は出てくるけど、全く魅力的でないというか淡々と描かれていて、人間の輪…

小川洋子『とにかく散歩いたしましょう』

小川洋子さんは、わたしと似ている。 わたしは、小川洋子さんに似ている。 と思う。